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所在地 埼玉県戸田市 用途 住宅 敷地面積 812.26㎡
建築面積 34.21㎡ 延床面積 49.39㎡ 地上2階 W造
江戸時代に建てられた埼玉県戸田市の空き蔵の小屋組を保存しながら生活の場に転用する計画です。
閉ざされた蔵とまちに開かれた庭を、少しだけ近づけられないかと考えました。
蔵独特の重厚感を保ちながら、地面から少し上がった部分のスリット開口によって重さを少し開放します。
うっすらと屋内へ庭の気配を取り込み、庭へ屋内の気配が滲み出てくるような関係は、生活の場に生まれ変わる新しい蔵の在り方の一つになるのではないかと考えました。
庭の中には水廻りを集約した離れを設けることで、まちに開かれた庭の空気を生活の中で感じられるような計画としました。
また、保存した小屋組の見える開口を道に面して設けることで、まちなみに資する建築となることを目指しました。
古いものを大事にしながら、新しい価値を創造していくことも、文化の継承には大切なことではないかと思います。
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